ニッケ全日本テニス選手権(男子準決勝) [テニス]
こんにちは
前日の雨の金曜日とはうってかわった晴天の11月12日土曜日。
女子決勝戦と、男子準決勝戦、ミックスダブルス決勝戦、
そして、金曜日の雨の影響で遅れた男子ダブルス準決勝戦と
たいへんにゴージャスでラッキーな1日となりました^^
女子決勝戦はあとに回して、なんといっても観たかったのは
男子準決勝戦ということで、まずはその1。
第1シードの伊藤竜馬選手 VS 第4シードの松井俊英選手
ホントは伊藤と竹内の若手対決を観たかったのですが(^^;
ベテランで安定感が高く、毎年このあたりまでは順当に勝ち上がる松井選手。
サーブがいいのでなかなかブレイクされにくい選手で、ネットプレーヤーという
ストローク全盛の現在のテニス界では希少種のサーブ&ボレースタイル。
対する伊藤選手は正反対のストローカー。
長身で体格もいいので、サーブやショットに威力があり、松井選手の
ボレーをどれくらいパスで抜けるかが勝負の鍵です。
まあ、そうはいっても、伊藤のテニスと松井のテニスを比べたら、
いかに経験があるとは言っても、本格派の伊藤に軍配が上がりそう。
あのくらいショットがいいと、なかなかボレーをミスなく決めるのは難しい。
実際、松井は自分のスタイルでアプローチを打ってボレーに持ち込み
ポイントは取っていましたが、パスで抜かれたり、ミスもあるので
なかなかそれでゲームを取りきるところまでは行きませんでした。
サーブの調子が良かったので、なかなかブレイクはされませんでしたが、
キープに苦しむ場面も多く見られました。
そして、もっとあっさり勝つかと思った伊藤ですが、結果はワンブレイクずつの
6-4,6-4というスコアで、テニス的にもあまり面白くはなかったかも。。
2年前に優勝した時とあまり変わってないというか、ちょっとテニスが
止まってしまっているような感じで、勢いや強さがあまり感じられませんでした。
相手が違えば、また雰囲気も変わるかもしれないのですが^^;
さて、さて。。
そんな準決勝第1戦めでしたが、この日の圧倒的なお目当ては次の試合。
第3シードの守屋宏紀選手 VS ノーシードの田川翔太選手。
準々決勝の記事でも書きましたが、田川選手は今年のインカレチャンピオン。
3回戦で去年の優勝者で、第2シードの杉田祐一選手を破っての快進撃は
まさに今大会の台風の目、注目株のベスト4進出です。
この日はこの試合を観るために来たといっても過言ではありません。
守屋も絶好調ですが、田川の試合を観る限り、これは事実上の決勝戦かも、
などと、わくわくでいっぱい、楽しみな試合だったのです。
ところが。。。
ここにひとつのマジックというか、トラップがあったのです^^;
それは湘南工科大付属高校の縦ラインの法則。
神奈川の強豪校、湘南工科大付属と言えば、テニス界では言わずと知れた
超の付くテニス名門校であり、男子では現在日本ランクNO.1の添田、
去年の優勝者の杉田、そして、この対戦の守屋と田川も同校の出身なんです。
そして、なぜか、下級生は上級生に勝てないんですよね~^^;
力量的に言えば勝てないはずはない戦いでも、やりにくいんでしょうね~
先輩後輩の関係が試合にも反映されてしまっているように思います。
杉田君は添田君に、守屋君は杉田君に、なぜか圧倒的に負けてしまいます^^;
しかし!
田川君はこの大会で、杉田君を3回戦で破っています。
計算すると、学年がかぶることなく、いっしょに練習することもなかったせいなのか??
負けてしまった杉田君ですが、この大会、ダブルスの試合を観る限り
かなり調子もよく、すごいプレイをしています。
それなのに、負けてしまったのは、田川君のプレイが予想以上に進化していたから?
たしかに、金曜日の準々決勝を観る限り、杉田君が負けてしまったことも
納得できるようなすごいショットの連発でした。
この準決勝、守屋君も前年に完敗していた近藤選手をあっさり打ち破っての進出で
かなり調子を上げているし、進化もしているので、ホントに楽しみでした^^
ところが。。。
田川君が別人のよう。。。
まあ、金曜日も立ち上がりはよくなかったのですが、とにかくショットが入らない。。
守屋君のカウンター攻撃がすばらしく、最初に攻めることができません。
前日あれだけ爽やかに出ていた、「よし!」という声もまったくなりをひそめ。。。
ムチャ攻めをし始めて、あっという間に2ブレイク。
第1セットは2-6で取られてしまいます。
続く第2セットもまったく変わらない展開で、まったく切り崩すきっかけもありません。。
さらに攻め急ぎ、集中を欠き、荒いテニスをさせられてしまい、
気がつけば1-6であっさり終了。。
なんともあっけない試合だったのでした(^^;
守屋君と田川君は2歳差なので、高校で3年と1年の関係ですね。
その当時は守屋君は1試合に3ゲーム以上取られたことはなかったそう^^;
まさに今回も3ゲームのみ。。
勝利者インタビューでは、高校のときとは違うと思って引き締めて戦った、
と言っていましたが、やっぱり縦ラインマジックが効いていたような??
それにしても、守屋君には隙なし。
決勝では2年前には全く歯が立たなかった、伊藤竜馬のサーブやショットに
どのくらい対抗できるようになったかが見られるのが楽しみでした。
この状態で言ったら、守屋君の成長度のほうが伊藤君のそれよりも
かなり進化しているように思うのですが^^
同じく全く歯が立たなかった、去年の杉田君との対戦が、田川君のおかげで
なくなったというのも追い風なのかもしれないな、と思います^^
では、また。
前日の雨の金曜日とはうってかわった晴天の11月12日土曜日。
女子決勝戦と、男子準決勝戦、ミックスダブルス決勝戦、
そして、金曜日の雨の影響で遅れた男子ダブルス準決勝戦と
たいへんにゴージャスでラッキーな1日となりました^^
女子決勝戦はあとに回して、なんといっても観たかったのは
男子準決勝戦ということで、まずはその1。
第1シードの伊藤竜馬選手 VS 第4シードの松井俊英選手
ホントは伊藤と竹内の若手対決を観たかったのですが(^^;
ベテランで安定感が高く、毎年このあたりまでは順当に勝ち上がる松井選手。
サーブがいいのでなかなかブレイクされにくい選手で、ネットプレーヤーという
ストローク全盛の現在のテニス界では希少種のサーブ&ボレースタイル。
対する伊藤選手は正反対のストローカー。
長身で体格もいいので、サーブやショットに威力があり、松井選手の
ボレーをどれくらいパスで抜けるかが勝負の鍵です。
まあ、そうはいっても、伊藤のテニスと松井のテニスを比べたら、
いかに経験があるとは言っても、本格派の伊藤に軍配が上がりそう。
あのくらいショットがいいと、なかなかボレーをミスなく決めるのは難しい。
実際、松井は自分のスタイルでアプローチを打ってボレーに持ち込み
ポイントは取っていましたが、パスで抜かれたり、ミスもあるので
なかなかそれでゲームを取りきるところまでは行きませんでした。
サーブの調子が良かったので、なかなかブレイクはされませんでしたが、
キープに苦しむ場面も多く見られました。
そして、もっとあっさり勝つかと思った伊藤ですが、結果はワンブレイクずつの
6-4,6-4というスコアで、テニス的にもあまり面白くはなかったかも。。
2年前に優勝した時とあまり変わってないというか、ちょっとテニスが
止まってしまっているような感じで、勢いや強さがあまり感じられませんでした。
相手が違えば、また雰囲気も変わるかもしれないのですが^^;
さて、さて。。
そんな準決勝第1戦めでしたが、この日の圧倒的なお目当ては次の試合。
第3シードの守屋宏紀選手 VS ノーシードの田川翔太選手。
準々決勝の記事でも書きましたが、田川選手は今年のインカレチャンピオン。
3回戦で去年の優勝者で、第2シードの杉田祐一選手を破っての快進撃は
まさに今大会の台風の目、注目株のベスト4進出です。
この日はこの試合を観るために来たといっても過言ではありません。
守屋も絶好調ですが、田川の試合を観る限り、これは事実上の決勝戦かも、
などと、わくわくでいっぱい、楽しみな試合だったのです。
ところが。。。
ここにひとつのマジックというか、トラップがあったのです^^;
それは湘南工科大付属高校の縦ラインの法則。
神奈川の強豪校、湘南工科大付属と言えば、テニス界では言わずと知れた
超の付くテニス名門校であり、男子では現在日本ランクNO.1の添田、
去年の優勝者の杉田、そして、この対戦の守屋と田川も同校の出身なんです。
そして、なぜか、下級生は上級生に勝てないんですよね~^^;
力量的に言えば勝てないはずはない戦いでも、やりにくいんでしょうね~
先輩後輩の関係が試合にも反映されてしまっているように思います。
杉田君は添田君に、守屋君は杉田君に、なぜか圧倒的に負けてしまいます^^;
しかし!
田川君はこの大会で、杉田君を3回戦で破っています。
計算すると、学年がかぶることなく、いっしょに練習することもなかったせいなのか??
負けてしまった杉田君ですが、この大会、ダブルスの試合を観る限り
かなり調子もよく、すごいプレイをしています。
それなのに、負けてしまったのは、田川君のプレイが予想以上に進化していたから?
たしかに、金曜日の準々決勝を観る限り、杉田君が負けてしまったことも
納得できるようなすごいショットの連発でした。
この準決勝、守屋君も前年に完敗していた近藤選手をあっさり打ち破っての進出で
かなり調子を上げているし、進化もしているので、ホントに楽しみでした^^
ところが。。。
田川君が別人のよう。。。
まあ、金曜日も立ち上がりはよくなかったのですが、とにかくショットが入らない。。
守屋君のカウンター攻撃がすばらしく、最初に攻めることができません。
前日あれだけ爽やかに出ていた、「よし!」という声もまったくなりをひそめ。。。
ムチャ攻めをし始めて、あっという間に2ブレイク。
第1セットは2-6で取られてしまいます。
続く第2セットもまったく変わらない展開で、まったく切り崩すきっかけもありません。。
さらに攻め急ぎ、集中を欠き、荒いテニスをさせられてしまい、
気がつけば1-6であっさり終了。。
なんともあっけない試合だったのでした(^^;
守屋君と田川君は2歳差なので、高校で3年と1年の関係ですね。
その当時は守屋君は1試合に3ゲーム以上取られたことはなかったそう^^;
まさに今回も3ゲームのみ。。
勝利者インタビューでは、高校のときとは違うと思って引き締めて戦った、
と言っていましたが、やっぱり縦ラインマジックが効いていたような??
それにしても、守屋君には隙なし。
決勝では2年前には全く歯が立たなかった、伊藤竜馬のサーブやショットに
どのくらい対抗できるようになったかが見られるのが楽しみでした。
この状態で言ったら、守屋君の成長度のほうが伊藤君のそれよりも
かなり進化しているように思うのですが^^
同じく全く歯が立たなかった、去年の杉田君との対戦が、田川君のおかげで
なくなったというのも追い風なのかもしれないな、と思います^^
では、また。
2011-11-20 01:00
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0