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キミは知らない [本]

こんにちは

本屋ミステリーという、個人的に勝手に名づけたジャンルで
面白い作品を書いている作家と言えばこの人。

大崎梢氏の、『キミは知らない』

読んでみたらこれは本屋モノではなかったのですが、ジャンルは
ミステリーということで、ちょっと不思議な作品でした。

そもそも、なにが書きたかったのかがちょっとわからないのですが、
作品としてはキライではなく、ただ、不思議がのこる^^;

ちょっと万城目的ワールドに入っているような??

高校生の悠奈は、非常勤で短期補助のさえない若い数学教師が
辞めてしまうのがなぜか気になり、終業式の日にまとめた荷物の
宛先が、見覚えのある住所だったことから、休みにそこまで行くことにする。

すると、そこでは想像もしてなかった展開があり、急にわけのわからない
その土地の人から探され、追われ、逃げ回ることになる。

悠奈の父は旅先の旅館で火災による事故死をしている。
それがその教師の帰った故郷だったのが因縁となるのだけど、
その土地では、独特の信仰があり、巫女の存在が土地を守るとされている。

父と同じ旅館で事故死した女性は、その巫女の血筋。

悠奈はなぜか、巫女の血筋として対立する二つの家筋から、
取りこまれようと追われたり、襲われたりして帰ることができなくなる。

土地信仰と、巻き込まれ型の物語で、面白く読めるのだけど、
どうしても、万城目なところが気になってしまいマイナスポイントかも。

物語自体は面白く、さわやかで、なかなかいいのだけど、ラストは
ちょっとご都合主義というか、まとまりすぎかな~ということと、
結局、物語の本題に関してはうやむやで、先生と悠奈の関係もいらないかな^^;

半ばファンタジーですが、ミステリー要素もあるという感じです^^


では、また。


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