九夏前夜 [本]
にほんブログ村
こんにちは
久しぶりに、予約ではなく図書館でセレクトした本。
佐々木中氏の、『九夏前夜』
薄い本です。
ページ数も100ページ余り。
しかし、開いてみて醸しだされる主張はかなり強い。
奥付を見て、経歴を読むと、
スゴイ!
もう、作品についてはあまり書かなくてもいいかな(笑)
1973年生まれ、東京大学文学部 思想文化学科卒業、
東京大学大学院 人文社会研究系 基礎文化研究専攻
宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。(博士)
ここまで詳しく書かれると、東京大学ってこんなに
細分化された研究分野があるのね~と感心できます。
いちばん興味深いのは、「人文社会研究系」ですかね?
「系」っていったい(^^;
現在は、2つの大学の非常勤講師をするかたわらの
執筆活動という感じのようです。
専攻は、「哲学」「現代思想」「理論宗教学」
これはもう、確実に頭のいい人ですね。
作品についてですが、頭のいい人の中身をランダムに、
しかし、美意識を持って並べて見せた、という印象。
装丁も花の写真なのですが、枯れる寸前、もしくは
枯れた花にライトを当てて透明感を出してるような
ないようにふさわしい雰囲気をだしています。
久々に見る、「頽廃的」な1冊。
この作品についていけるような読者になりたいものです。
純文学とはまた違う、澁澤龍彦氏的な(系な?)作家なのかも。
この方の専門書も一度読んでみたいですね。
とにかく、次の作品は読みたいかなと思いました^^
では、また。
2011-08-06 23:11
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0